竹笋
竹笋一开始是长在地底下,到处钻来钻去的。等到一场雨过后,它们就会从土里面嘭嘭嘭地探出头来了。
而我们现在要讲的这个故事,就发生在竹笋还长在地底下的时候。
竹笋宝宝们老爱往很远的地方跑,竹子妈妈对它们感到头疼极了。
“别跑那么远的地方去,从竹林底下跑出去的话,会被马蹄踩到的!”她警告说。
可不管她怎么警告,还是有一个小竹笋不断地往远处钻去。
“你为什么就是不听妈妈的话?”竹子妈妈问它。
“因为那边有个温柔动听的声音在呼唤我。”那个小竹笋回答道。
“我们什么都没听见啊。”其他的竹笋宝宝们说。
“可是我听见了。那声音真是说不出得好听。”小竹笋回答道。
于是,它越走越远,越走越远,最终离开了其他的竹笋们,在篱笆的外面探出了头。
就在这时,一个拿着横笛的人凑了过来,问道:
“啊呀,你是迷了路的竹笋吗?”
“不,不是的。我是因为你吹出来的笛声实在太美妙了,所以才被吸引过来的。”小竹笋回答道。
后来,当小竹笋长大了,变硬了的时候,就成了一根非常漂亮的横笛。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
地址:http://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/4725_13227.html
たけのこ
新美南吉
たけのこは はじめ じびたの したに いて、あっち こっちへ くぐって いく もので あります。
そして、あめが ふった あとなどに ぽこぽこと つちから あたまを だすので あります。
さて、この おはなしは、まだ その たけのこが じびたの なかに いた ときの ことです。
たけのこたちは とおくへ いきたがって しようが ないので、おかあさんの たけが、
「そんなに とおくへ いっちゃ いけないよ、やぶの そとに でると うまの あしに ふまれるから」
と しかって おりました。
しかし、いくら しかられても、ひとつの たけのこは どんどん とおくへ もぐって いくので ありました。
「おまえは なぜ おかあさんの いう ことを きかないの」
と おかあさんの たけが ききました。
「あっちの ほうで うつくしい やさしい こえが わたしを よぶからです」
と その たけのこは こたえました。
「わたしたちには なんにも きこえやしない」
と ほかの たけのこたちは いいました。
「けれど、わたしには きこえます。それは もう なんとも いわれぬ よい こえです」
と その たけのこは いいました。
そして どんどん はなれて いきました。
とうとう この たけのこは ほかの たけのこたちと わかれて、かきねの そとに あたまを だして しまいました。
すると そこへ よこぶえを もった ひとが ちかよって きて、
「おや、おまえは まいごの たけのこだね」
と いいました。
「いえいえ、わたしは、あなたの ふいて いらっしゃった、その ふえの こえが あんまり よかったので、こっちへ さそわれて きました」
と たけのこは こたえました。
さて、この たけのこは おおきく かたく なった とき、りっぱな よこぶえと なりました。
[hr]
底本:「ごんぎつね 新美南吉童話作品集1」てのり文庫、大日本図書
1988(昭和63)年7月8日第1刷発行
底本の親本:「校定 新美南吉全集」大日本図書
入力:めいこ
校正:鈴木厚司、もりみつじゅんじ
2003年9月29日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。